NPO法人ファザーリングジャパン会員、お父Ring沖縄会員です。子育てを通して、自分自身も成長できるような親父になりたいと思っています。 どうぞよろしくお願いします。
さてさて、今回、本の中からいっぱい紹介したいところがあるんやけど、ひきこもりの女の子のコーチングをされた時のことを紹介するわな。
その女の子は17歳の時からひきこもりになり、あらゆる病院にいき、いろんなカウンセリングを受けたけど外に出ることは出来なった。
お母さんが娘に紹介したのが平本さん。
その女の子との電話でのコーチングが始まる。
「ところでなにが好き?」
「、、、おしゃれな小物とか、靴とか洋服も好き」
その女の子はいつも家でインターネットしていて、外に出れないからネットで買い物をしているという。
そして、会話の中で「ネットの写真で観るのと実物は違うんだ」っていうことを話しはじめる。
そこで平本さんは
「どこのブランドが好きなの?」
「そのお店はどこにあるの?」
「そのお店ってどんな感じの店?」
「行ってみたい?」
ってワクワクな答えが返って来る問いをかけてゆく。
そうすると、彼女は実際にそこに行きたいとどんどん想像を膨らましてゆく。
そして、彼女の挑戦が始まる。
まずは家から一番近くにある自動販売機っでジュースを買って来る。
「家から出てジュース買って来たよ」
「やったね」
「今日、スーパーで買い物出来たよ」
「やったね」
「今日ね何年ぶりにバスに乗れたよ」
「やったー」
それは「ひきこもりの治療」ではなく「その憧れのお店に行く練習」
半年後、彼女はたった一人で新幹線に乗り、東京に出て、そのお店に行って買い物をしてきたんやって。
「東京には私の好きなものがいっぱいある」とワクワクして帰ってきて、三ヶ月後、東京でアルバイトを始めた。
素晴らしい話でしょう。
いや~、そうしたらいいんか~って思うよね~。
まずはその人のワクワクすることをイメージさせてあげて、自分の意思で外に出たいって気持ちをただ導いてあげる。
それに気付かず外に出そう出そうとして焦るもんね~。
他にもいろんなエピソードがいっぱいある。
平本さんと出逢って、日本の学校の教科にコーチングは絶対にいれるべきって思った。
もしくは保健室の先生はみんなコーチングを必須にしたらいいと思う。
数学とか英語とかいろんな教科もめっちゃ大事やと思うよ。
そやけど、このコーチングっていうのを当たり前に友達同士で出来るようになったら、まじでやばい国になる。
「よっしゃ、勉強しようか」
「なんの為に?」
「なんの為にって期末テストが近いから」
「期末テストの為だけに勉強するの?」
「あれ、ほんまやなんかおかしいな?そもそもなんの為に勉強するんやろう?」
「勉強したらなんかいいことあるかな?」
「好きな大学に入れるよな」
「なんでその大学に入りたいの?」
「俺ね夢があるねん」
「どんな夢?」
そして、ワクワク夢を語る。そして気付く。
「そうか、その夢の実現の為に勉強するんや」
これだけで全然違うよな。
期末テストの為に勉強するのと、めっちゃワクワクする夢の為に勉強するのでは全然ちゃうもんな。
なんの為にを普通に会話出来る日本!
めっちゃいいな~。
みんながコーチング出来るようになったら、めっちゃこの国は元気になる。
夢を持つ人がどんどん増えて、叶える人もめっちゃ増えるだろうし、いろんな凄いものも発明するやろう。
コーチングで日本は元気になると言っても決して過言ではない。
だって、一人一人の中に思いや才能や力や愛がいっぱいあるんやもん。
それを引き出してくれる人がいたら、それは人生が変わる。
自分を変えたいっていう人がいっぱいいる。
でもね、素晴らしいコーチに出会うと、自分を変えなくていい、自分の中にすでにある力に気付いてあげたらいいだけなんや。
ってことに気付ける。
日本には他にも全国に沢山のコーチの人がいる。
父ちゃんはスポーツ選手だけじゃなく、すべての人にコーチがいるような日本になったらいいな~って思うねん。
「お前のコーチ誰?」って普通にそんな会話が生まれるような日本になったらいいな~。
スポーツ選手がコーチをつけるのは夢を叶える為やん。
でも夢を叶えたい人はスポーツ選手だけじゃないやん。
だから、父ちゃんは夢を叶えたい人はコーチ探しからするのも一つの手やと思うよ。
平本さんは今、コーチングが出来る人も育ててはる。
ぜひ、ホームページものぞいてみてな~。