橋下市長の「家庭教育支援条例案」にトンデモないことがあった!

ブログ更新26日目!
今日は朝から友だちと、一ヶ月前から約束していた麻雀大会でした。
結果は「負け」でしたが、久しぶりに勝負のワクワク感を味わうことができました!

子育ても楽しいですが、たまには息抜きも必要だと思います。
ただし、しっかり家族と子供たちに了解を取ることが条件です。

さて、先日のブログ記事で、大阪市の橋下市長が打ち出した
「家庭教育支援条例案」を賛成する意味で、
「親も教育される必要がある」という記事を書きました。

http://smilepapa.ti-da.net/e3896260.html

しかしながら、今朝、友人のフェイスブックの記事を読んで
全く賛成できない内容が含まれていることに気が付きました
しっかり条文を読んでいないことがバレバレでした。
申し訳ありません。

気になった記事は、「lessorの日記」というサイトです。

http://d.hatena.ne.jp/lessor/20120502

とても示唆にとんだ記事ですが、
何が問題なのかと言いますと

第4章 (発達障害、虐待等の予防・防止)
(発達障害、虐待等の予防・防止の基本)
第15条
乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる

(伝統的子育ての推進)
第18条
わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり、こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する


lessorさんもお書きになっておりますが、

条例における「発達障害」観は、障害を固定的なものと捉えないものの、もっとタチの悪い「原因論」を持ち込み「育て方に問題があるから発達障害になり」「育て方を改善すれば発達障害は生じなくなる」という点ばかりを強調している(と書くと「学際的研究をするとも言っているのだから」という反論もあるのだろう。しかし、この条例中で唯一「発達障害」との因果性をもつものとして具体的に示されているのは「育て方」なのだから、そんな大らかな読み取り方などできるはずがない)。


私もこの第15条と第18条の条文を読んだ時には
びっくりを通り越して、ちょっと怒りすら覚えました。

私の友人の中にも、お子さんが発達障害の疑いがあると
指摘され、本人もそのお子さんも懸命に
子育てをやっている人がたくさんいます。

子供が「発達障害」になったのは
親の子育て方法に原因があるとするのは、
かなり間違った意見であると思います。

わたしが、言いたかったのは、
子育てをする親がしっかり自分を見つめなおし
子どもと共に親も成長していくような態度を
身に付ける機会があるべきだということを
書いたのであって
親の育て方が悪いと、子供が発達障害になるなんて
少しも、微塵も思っていません。

お子さんが発達障害だと診断されて、
懸命にお子さんのために子育てをしている
保護者の方が読んだら、
どのような気持ちになるか、
私は計り知れません。

この大阪市の「家庭教育支援条例案」を手放しで賛成したことを
謹んで訂正し、この「発達障害」についての
認識が必ず改められることを願っています。

申し訳ありませんでした。

ではでは

P.S

橋下市長のtwitterを検索したら、ご自身の考えを述べられていてちょっと安心しました。

https://twitter.com/#!/t_ishin/status/197959342383828992

発達障がいの主因を親の愛情欠如と位置付け愛情さえ注げば発達障がいを防ぐことができるというのは科学的ではないと思うという僕の考えを市議団長に伝えました。これからこの条例案について市議団内での議論が始まります。是非大阪維新の会市議団に様々なご意見をお寄せ下さい。






この記事へのコメント
大阪市議会の審議では、以下の2点の表現について、真意と根拠を質して欲しいですね。

「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され」、「わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり」

もし、以上の2点が、専門家や学者の意見であるならば、誤りを正したいところです。
このような条例が通るのも問題ですが、このような条例案が出てくる素を正さないことには、同じことが繰り返されるような気がします。
Posted by 田中伸次 at 2012年05月05日 10:38
 
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